平成30年

昨夜たまたまTVで、経済同友会の小林喜光代表幹事と早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄氏がキャスターとの間で議論を展開するBS番組を拝見しました。両人とも私自身が日頃から注目していた人物でしたので、60分近く双方の議論を聴けて正に幸運でした。常にメディアでも歯に絹を着せぬ物言いをされる小林氏と、注目の大学ビジネススクール若手研究者における平成30年を振り返った日本経済に対するご両人の考察は、私自身の考えを整理する上でも大変参考になりました。小林氏は平成の日本経済を「敗北の30年」と称されています。企業人としても異色の方なので、歯切れのいい物言いが特徴です。企業経営の第一線から退かれて、経済界に君臨されている今も現役の企業人ですが、平成の日本経済30年に対する見方は悲観的でした。一方の入山氏は、バブル崩壊後の就職難の時代を経験してきた世代で、大学でも明日のベンチャー育成を担っている方らしく、日本の若者への最後の期待感というものが感じられました。昭和から平成に生きてきた私自身も小林氏の意見には大変同感しています。過去を後悔しても仕方が無いので、過去の失敗を教訓として道を切り開いていきたいと思います。