令和時代

18年度の決算書が漸く会計事務所から届きました。今年は5月連休が10日間もあったため、決算の事務処理が遅れたようです。本来は連休を見込んで早めの処理をすべきだと思います。毎年、決算報告に各金融機関を廻りますが、事業報告説明とともに支店長直々の景況感を聴く機会として大切にしています。デジタル技術の進化とともに今後、金融機関の業務も大きく変化していくでしょう。特にクラウドの時代が進むと、ビッグデータを分析して新戦略を矢継ぎ早に打っていけるところと後から追随するところが出てきます。国の内外では正に市場でのトップ争いにおいて戦々恐々の時代が到来しています。産業の構造改革も進まず、痛みを伴う改革も先延ばしにされてきましたので、これから経済の急激な浮上は難しいと思われます。金融機関も含め、各産業では人材の流動性も年々高くなっていくことでしょう。データに拠りますと、日本の競争力も給与水準も海外と比較して年々低下傾向が続いています。それに少子高齢化が拍車をかけているようにも思われます。もぐら叩きのような課題山積の令和時代ではありますが、このような時代だからこそ、希望を失わないで常に気持ちを切り替えて肯定的に物事を捉えて前進していかなければならないと考えています。