経営数字

今朝、日経新聞の「私の履歴書」で日本証券業協会長の鈴木様のコラムを拝見して、当時の事を思い浮かべました。弊社も1980年にスタートして、2020年1月25日で40周年を迎えますので、当時の事は如実に覚えております。1997年と言えば金融・証券業界が暗黒の時代に突入した時期でもあります。93年のバブル崩壊で株と不動産は天井から谷底へと価格が下落していきました。まだ23年前の話ですが、深い爪痕はその後残り続けて、その後インフレになることもなく現在の相場に至ります。経済は数字で動くので重たい荷物を背負ったままでは動きが取れません。大手と言えども、当時の日本経済の谷底から這い上がるにはこの世から潰さざるを得なかった時代でした。経営も結果的にはすべて数字が問われるので、業績如何でステークホルダーの信用がどうなるかは企業として責任重大です。ですから上場企業の経営者は大変なプレッシャーが圧しかかるのが当然です。翻って、我々のような未上場企業はまだまだ甘さがあると言わざるを得ません。40周年を期に、激変時代の生き残りのために、常にベンチャー精神を失わず、未来に向けて一段と地力を身に付けていきたいと思います。