女性パワー

日本はまだまだ男性社会なのだという気がします。昨年、北欧を視察した時に日本との大きな違いを感じたのは女性の活躍が目立つことでした。日本が明治以来ずっと男尊女卑が変わらなかった証でもあるのではないでしょうか。

日経の「私の履歴書」に登場されているアートコーポレーション寺田千代乃名誉会長の回顧録を読んでも感じることは、男社長の陰には支え役である尊大な女性が存在するということです。

私も同じ経営者の仲間でご夫婦で会社を経営されている方をよく知っていますが、大体は奥様の方が対外的に存在感があります。男性は女性の支えがあればもっと能力を伸ばせることができます。

政治の世界でも官房長官に女性を持ってくるなどの考えが及ばない日本は人材活用の面ではまだまだ後進国だと思います。翻って我が家を振り返りますと、やはり妻の内助の功があるお陰で私自身も外で自由に活躍ができるのだと思います。

政治や企業社会でも、女性をある一定人数以上は責任を負う立場に据えることは、これからの日本の社会にとってとても重要なことだと考えます。コロナを契機に考えてみるべきではないでしょうか。