My History(その2)

高校時代、自宅から通える県立高校の分校に第8期生として入学しました。進学校へは下宿が必要なので経済的な理由で断念し、偏差値の高くない高校でのんびりした学校生活を送りました。祖父母と3人家族だったので、休日は農作業の手伝いが多かったです。

高校3年になり祖父母や親戚からは田舎に残るように説得されましたが、どうしても大学進学を目指そうと、旺文社の大学受験ラジオ講座から受験準備を始めました。学費を稼ぐために夏休みに上京し、新聞配達のアルバイトをしながら駿台予備校の夜間に通いました。

その時の国立を目指して競争している連中と田舎でのんびり過ごしてきた私の実力の差はあまりにも大きく、精神的にもショックを受けて田舎へ帰省したことを今でも記憶しています。結果的にはゼロから勉強するしかないと、翌年卒業と同時に上京することを決断しました。

若い頃から私は性格的に、自分で決めたら自分の思った通りに行動するタイプです。今でも家族からは長い間振り回されてきたと言われていますが、多くの方に御迷惑ばかりかけてきたのは事実です。今は歳も取りましたが、若い頃は確かに血気盛んな時期がありました。