2025年の崖

経産省がコロナ前から提唱している「2025年の崖」の話題がコロナ禍に右往左往されて進んでいないような気がします。確かに気持ちの余裕もないのでしょうが、DXを急速に進めないと崖を登れる企業と登れない企業の企業間格差が2025年以降に甚大となることが予想されます。

中小企業をはじめ産業界でDXに手が付けられていない割合が90%だと言われています。未だに業務のデジタル化がなされていない企業も多いと聞いています。デジタル化を駆使すれば業務の生産性は必ず高まります。生産性が落ちるのはITが活かされていないからだと思います。

紺屋の白袴」と言われかねないIT企業の弊社もお客様には仕事でシステムを提供しますが、自社のIT化もお客様自体がDXの先端企業である場合が多いので、グローバルで通用する動きには見習うべきところが多々あります。

経産省が未来予想している現在のGDPを100兆円以上増やすための押上効果は、日本の産業界によるDXへの取り組み次第ではないかと考えます。競争力をこれ以上落とさずに、未来志向で付加価値の高い雇用を拡大するためにはこれからの戦略が大変重要だと思います。