SDGsシンポ

地球環境は世界的に大変重要な問題です。新興国の経済発展で今後益々二酸化炭素の排出量が拡大する傾向にあります。国連がSDGsを提唱するのも世界が協調してこの問題に取り組む必要があるからです。今日も某大学の主催するSDGsのシンポジウムに参加していた最中に、経団連の中西会長の「カーボンニュートラル」に関するコメントがニュースとして飛び込んできました。

地球の人口が今後開発途上国の経済成長で増えていくと、水の問題で紛争が絶えなくなるという話がありました。事実、アフリカや中東では感慨が進んでおらず、水の確保で人種間の争いが多いようです。また地球環境を維持するには牛肉の消費を減らすことも考える必要があるようです。食糧を精算するには水が必要ですし、炭酸ガスを世界中の牛が排出するのも問題だと思われます。

しかし食糧問題を民間レベルで規制をかけていくのは困難です。やはり国連レベル、政府間で地球環境を守るために、食糧需給をどうするのかも含めて高次元で協調していくしかありません。ワクチンの問題も世界的な感染においては自国優先で考える問題ではないと思います。水の問題しかりです。コロナは国際協調の重要性を世界に示したものと言えます。

自国ファーストを唱えて協調路線を否定したトランプ前大統領が残した世界的な分断を、これ以上放置させないように、天の神様が新型コロナで独断に歯止めの裁定を下したようにも思われます。国連が主導権を果たして課題解決を目指さなければ、国家間の果てしない争いも収束しないと考えます。