リスキリング

リスキリングという言葉が流行っていますが、つまり企業が今後必要となる仕事上のスキルや技術を再教育で社員に身につけさせようというものです。 産業のデジタル化が進むと従来の業務がAIで置き換えられ、将来あらゆる業種で人手が不要となることが予想されます。その進化は世界的な傾向であり、日本に限ったことではありません。当然、人の役割も変わっていくので労働者人口が職種間で流動化することになります。これからの時代にはどの職種においても最先端ITの取得が必要と言われています。各国とも学び直しと言われるリスキリングに力を入れ始めているのは時代が変化していくからです。小学校のカリキュラムにプログラミング教育を導入するのも、将来に向けて幼少期からデザイン思考や論理的思考を植え付けようという構想があるからです。日本国内ではまだ明確な人財のリスキリングが産業政策ビジョンとして政府からの発信が足りないような気がします。国と産業界が力を合わせて次世代の人財育成に取り組まなければ、世界との産業競争力において立ち遅れてしまうことになります。我々自身も他人事だと言えない時代が到来しているのです。