ある出来事

先週の出来事ですが、実はもう何年も都内へ出かけたことのない妻が有明で開催されているという劇団四季の「ライオン・キング」を観に行ってきました。出かける前から体調次第で予定をキャンセルして行かないかもと話していましたが、重い腰を上げて遂に出かけて観終わって帰宅するなり、玄関から上がる間もなく「大声を上げたいほど感動した!」「死んでもいいほど満足だった!」と興奮して話すのです。

10年ほど前に、横浜の本社オフィスから見えるみなとみらいの目の前の敷地にこの劇団四季の「ライオン・キング」が長期間興行されていたことがあります。この演劇の何が魅力的なのか私自身も当時はピンとこなかったのですが、有名な演出家である浅利慶太氏もその頃には健在でした。つまり私もこの演劇自体には知識も興味もなく、ただ単にこの熱烈な人気に不思議な現象だと捉えていただけでした。

今回、妻が観劇した「ライオン・キング」の上演では座席も舞台中央の目の前で、演技しているキャストの汗や表情まで目と鼻の先に見えるくらいの近さで演技者の迫力をもろに感じたようです。あまりにも特別な優先席とも言える席だったので、妻が言うにはおそらく長く所属している会からのご褒美だったのではないかと話していました。新橋からタクシーで現地まで行ったようですがタクシーの運転手も迷うほど知られていない開催場所だったようです。