近未来の想定

 6月は上場企業の株主総会が集中する時期です。各社の株主総会案内を手にして議案書への賛否が、同封の出欠カードにあるQRコードを読み賛否の議案書を送信するだけで意見表明できることに感心しました。これまでの事務費用を考えると多額のコスト軽減になると感じたからです。このDX改革は素晴らしいことです。

今後、労働人口が産業界全体に不足して企業活動が成り立たなくなることが予想されますので、DXによる業務改革は待ったなしに推進せざるを得ないでしょう。近い将来4人に1人が高齢者だと言われますから、あらゆる産業が人生100年時代に備えなければならないと考えます。

我が国も遅ればせながらデジタル庁を中心とした行政のDX化が全国的に進みつつあります。あらゆる企業が将来的に労働者が不足していきますので、ChatGPTのようなAIの進化によって無人で仕事をこなすような時代に変わります。業務の生産性は予想を遥かに超えて格段に向上することでしょう。

個人的に社会が大きく変わりそうな気がしてなりません。VUCAと言われる時代の到来に対して企業としてどのように今後対応していくべきかが問われていると思います。リスキリングによって時代の変化に適応する能力を誰もが身に付ける必要に迫られる時代が必ず到来します。