人道支援

最近「人道支援」というウクライナ難民の支援に対して日本政府の積極的な動きが見られます。将来の国益を考えた時に人道支援の果たす効果は絶大だと思われます。中東地域で存在力のあるトルコと日本が絆が強いのも、1890年に起こったトルコ船の遭難事件で日本が人道的に乗組員を救助したことがきっかけとなっています。

イスラエルポーランドなどユダヤ系の人々から日本が信頼を受けているのも、第2次世界大戦中にリトアニアの領事館に赴任していた杉原千畝氏が、外務省の訓令に反して大量のビザを発給し、ドイツの迫害から避難してきた多くのユダヤ人の人命を救ったという一日本人の人道上の行為が為されたからだと思います。

戦後、ずっと平和主義を貫いてきた日本だからこそ、積極的に人道支援をすることで国際社会からの更なる信用を得ることが可能となります。難民の受け入れ態勢が欧米諸国に比べて整っているとは言えないと海外から批判もありましたが、国が受け入れに踏み込んでいくことで支援体制の整備も徐々に進むものと思われます。