三浦文学

 最近、宮嶋裕子さんという24年前に亡くなられた作家・三浦綾子さんの初代秘書のインタビューを聴き、三浦綾子さんの小説を書店で買って読み始めています。私は全く読書家でもありませんが、宮嶋さんの話を聴きながら、なぜ未だに全国に三浦綾子ファンが大勢いて読書会など催されるのか不思議に思い、作家・三浦綾子さんは一体どんな作品を書かれているのだろうと急に興味が湧いたのです。

タイトルは何でも良かったのですが、書店のコーナーに並んでいた三浦作品を見て「塩狩峠」を手に取り読んでみることにしました。文学的教養の全くない私ですが、今回三浦さんの小説を初めて読むきっかけとなりました。元来、私は女流文学はあまり読まないのですが、最近になって芥川賞直木賞本屋大賞の作品で女流作家の作品を時々読むようになりました。

まだ数時間しか作品を読んでいませんが、心理描写の奥深さに引き込まれそうな気がしてこれからの展開が楽しみです。人生は短いので良い作品を読む機会をもっと増やしたいですね。これまでは趣味のようにサスペンス作品ばかり読んでいましたが、そろそろ趣味の分野は終わりにして、自分の年齢を考えて純文学作品に触れていきたいと思う次第です。