先祖の供養

数日前に祖母の33回忌が近いという知らせが遠く離れた故郷の菩提寺からきました。13回忌を済ませてから知らぬ間に早20年が過ぎ去ったという事です。母親代わりに育ててくれた祖母は母親より大切にしてきましたので、おそらく最後になるであろう今秋の法要を、何年振りかの故郷への帰省を兼ねて先祖の供養として催さなければと考えています。 

親がいなければ今日の自分は存在しないのですが、父親とは同じ屋根の下に暮らしたことはなく、正直なところ性格も良く分かっていません。母親は私が幼い時に離婚してからも時々会いに来ていましたし、成人してからも関係はずっと続いていました。やはり母親の子ども思いは強いですね。祖母が亡くなってからは母の世話を最後までずっと続けて天国へ見送りました。

父も母も再婚しましたが、双方に子どもができなかったことが後々が複雑にならなくてせめてもの救いだったのかもしれません。私たち夫婦の結婚式は北海道と九州という距離もあったので双方の家族を呼ばないで二人だけで式を挙げました。我々夫婦も老人同士ですが、祖母の最後の法要が到来するとは全く気が付きませんでした。