景況感

日本経済の状況はまだ先行き不透明ですが、データによると小売業の3月の売り上げが急激に伸びているとのことです。小売業の決算は2月ですが、よって2024年2月期はかなり増収増益が予想されているようです。コロナ禍が2類から5類に移行されて以降、人々に外出への安心感が広がってきました。それと海外からの観光客によるインバウンド需要の増加が小売業の景気を押し上げているようです。

個人消費は景気観を判断する要因となります。現在は円安で輸入物価が高騰していますが、FRBがインフレを抑えるための金利引き上げを止めると為替がドル安円高傾向になりますので、一時的に日本株が下がる要因にはなりますが、長期的には輸入物価を下げることにもつながります。米国の小売業は国民のインフレ懸念で、今後の見通しでは消費が減る傾向で収益の悪化が予想されています。

逆に日本経済はこれから小売業の業績とともにサービス業の業績も、長かったコロナ禍の反動で急速な業績回復が見られると予想しています。日本全体に資金や物流が回り出すと、海外投資家も注目して日本の株価も徐々に上がっていくと考えます。日本経済を強して賃金を上げていくには経済成長とともに円高が必要と思われます。以上、景況感です。