故人を偲ぶ

振り返りますと、2020年2月に弊社の創立40周年記念式典を催した頃に、新型コロナがダイヤモンドプリンセス号とともに日本へ上陸しました。あれから新型コロナによって世の中が長らく震撼させられ、昨年あたりから漸く普通の経済活動や暮らしができるようになりましたが、考えてみると丸4年が経ちます。弊社も創立45年目を歩み始めたばかりですが、我々も社歴と同様に年齢を重ねて決して若返ることは無いわけです。

このような話をするのも昨日、ある方の「お別れ会」に出席して故人を偲ぶ数々の遺品に接して、自分自身の残りの人生は如何にあるべきかを考えさせられたのです。元気でいるうちは多くの方とお会いしながら談笑する機会があります。しかし人間の命は儚いもので、それぞれいつどのように人生の最期を迎えるかはわかりません。故人を偲ぶことは尽きませんが、地元経済界に名を残された不世出とも言える方だっただけに大変惜しまれる存在でした。

私自身も今は元気なので自分の寿命など考えたこともありませんが、取りも直さず若い世代の方より早くこの世を去ることは間違いないわけです。暗い話に聞こえますが、常に人生をポジティブに考えながらもっと楽しみ、なるべく後悔しないように生きてゆきたいと思います。亡くなられた故人から人生について学べるものは多々あるはずです。生きている我々自身が後世に少しでも故人のご功績をお伝え続けていければ幸いです。合掌