時代の転換期

お蔭様にて、昨年の下期に独立系のオーナー企業から上場企業の100%完全子会社となりました。経営陣の若返りを図り、新陳代謝して一層の成長を目指すことが、将来のある若い社員の為にも我々現経営陣に課せられた使命だと考えてきました。企業は変革を目指して組織の在り方が変わらなければ、目まぐるしく変化する技術分野において、年々成長することも競争に打ち勝つことも困難です。

弊社もこの10数年は右肩上がりで成長してきましたが、DXを見据えたICT時代が政府主導で漸く動き出したので我々はその恩恵に授かったまでです。チャンスは誰にでも平等に存在しますが、いち早くチャンスの到来を察知して自社の戦略として捉えることができるかどうかで勝敗が決まります。重要なのは経営陣が実行力を発揮して、新しい展開に対して躊躇せずチャレンジする空気を醸成することです。

今日、様々なところで人的資本の重要性が叫ばれています。時代の大転換期の中で競争に生き残るためには、従業員が変化する環境の中でも自己の成長のために、常に学び続けるリスキリングの風土が無ければなりません。一人一人の自己変革無くして、企業の持続的な成長はあり得ないということです。大型連休が明けて、相次ぐ上場企業の24年3月期決算報告の結果を拝見して感じた思いです。