10月1日

このところテレワークが普通となり、自宅で過ごすことが多くなりました。ただ単身者の方にはもう少し勤務に自由を与え、リアルに触れる機会を与えた方が良いと考えます。近年、休日も格段に多くなったことは、働く世代にとって欧米並みに労働環境が追い付いてきた証拠ではないかと思います。

今はそのようなこともないと思いますが、前職の建設業界では月に2日の休みしかなく、日曜日が他の業界のように全休であればいいのになぁと思っていました。前職の影響なのか、今でも平日に休むのは少々が引けますが、コロナ禍によるニューノーマルの浸透で漸く在宅勤務も日常化し、段々と平日に自宅にいることにも慣れてきたのは不思議です。

生きているうちにこんな世の中になるとは想像もつかなかったわけですが、少しでも共稼ぎ世帯に時間的なゆとりがもたらされ、子育てが充足すれば大変良い時代の流れだと思います。思えば私の時代は妻は専業主婦が当たり前で、亭主は日曜祭日も厭わず仕事をして家庭を作ってきました。

妻の人生も家事の犠牲になったのかもしれませんが、当時はそれが普通だったので仕方なかったわけです。毎日、車で10分の通勤で、仕事が終わったら職場からすぐにたどり着く家があることは、それだけでも幸せだったように思います。職住接近とはいかない首都圏の状況ですが、ニューノーマルが働き手の生活にゆとりと豊かさをもたらすでしょう。

そのためにも我々はICT業界における職務として、社会のデジタル化の促進に積極的に努めなければならないと思います。10月1日、本日は21年度の採用内定式を執り行いました。昨今の状況で、不安に駆られている学生の皆さんの安心した素顔を拝見できただけでも、リアルではなくオンラインでしたが開催した価値がありました。