生産コストを下げる

最近、働き方改革のもとテレワークが浸透して、首都圏から地方へ移住する人が増えています。仕事にも依りますが、オンラインでできる仕事ならば毎日出社しなくても定期的な出社によって地方に住むことも十分可能です。地方の過疎化を少しでも解消するためにも地方への移住は地方創生にも繋がり大変良い傾向だと考えます。うまく仕事と余暇を両立すべきです。

昭和の高度経済成長時代は大都市に人口が集中することで、世界との競争力強化にも繋がりましたが、現在の日本のように低成長時代になると都心部では生産コストが高くなり競争力が低下していきます。人口8千万人のドイツに1億2千万人の日本はどうやらGDPで追い越されてしまったようですが、まさに一人当たりに生産性で負けてしまっているからでしょう。

30年以上前、日本の平均労働時間が2200時間の頃にドイツの平均労働時間は1800時間くらいでした。日本はドイツの労働時間に近づけるために今日まで様々な法改正などで努力をしてきましたが、未だに平均労働時間でドイツには及びません。20年近く前に業界の視察旅行でドイツを訪問しましたが、無駄なくゆったりとして働いているドイツ人の様子を感じたものです。