余談

長年生きてきましたが未だに自分自身が文系なのか理系なのか理解できませんし、妻からも中途半端のどっちつかずだと言われたりします。高校時代には当初、国立の工業大学進学を目指していましたが、途中で実力的に無理と分かり結局は文系の大学へ進むことになりました。当然、就職したら営業事務職として勤務するのですが、何年かすると同じ仕事に満足できなくなり兼務で営業したり現場で監督したりしました。

オフィスに一日中ずっと座ってする仕事は好きではなかったし、営業の方のように口も達者ではないし、大衆の前で話すのも得意ではありません。かと言って工場の中で一日中機械を相手に黙々と仕事をするタイプでもないと思います。妻は明らかに真似ができない右脳派タイプで、ファッションセンスやインテリアのセンスもあるし、料理もすばやく美味しいものを作ってくれます。その全く逆なタイプが私なのです。

長所と言えば人が好きで初対面の方とも気軽に話せる性格なので友達も比較的多い方です。右脳タイプか左脳タイプかと言うと右脳の時もあれば左脳的な場合もあります。私も小中高の時は読書もしないタイプでしたが、成人してからは読書も比較的好きになりました。美術館巡りも好きですし、クラシックをはじめ音楽も大人になって急に好きになりました。つまり結論から言うと、人間はどちらかに決めつけない方が良いということです。