市況の変化

このところNATOのロシア対応への危機意識、米中対立で台湾情勢の緊迫感が報じられる中で、日韓関係が歴史的な関係改善へ動き出しつつあり、今後日本は外交努力を重ねていけば日本への安全意識が高まり、海外資金が日本の株式市場へ還流してくるかもしれません。と言いますのも、ウォーレン・バフェット氏が日本企業に今後投資していくとの報道もあり、日本の株価が徐々に上がりつつあるからです。市況の変化が持続することを期待しています。

かつて日本の株価を支えていたのは外人投資家による日本株買いでした。海外資金が日本に向けられるためには日本の産業界がもっと高収益体質にならなければ投資は望めません。少子高齢化労働人口は減っていくことは避けられませんが、DXを推進して生成AIを駆使することで業務の生産性を高めれば今まで以上に収益を上げることも可能となり賃金を上げることもできます。

今年度に入ってから各社の賃上げが活発になってきました。産業界が春闘で足並みを揃えて横並び方式にならなくて、とても良い傾向だと思います。業界内で付加価値競争がもっと激しくなれば全体的な経済の底上げになると考えます。時代の移り変わりの時期だと捉えて未来への投資を企業も積極的に実施すべきです。日本の先行きが明るくなれば海外からの投資も増えることでしょう。