週末の思い

 数日前に、ある哲学者が「反出生主義」という考えがネット上で起きていることをテーマに論じていたことに正直驚きました。「生まれてこなかったらよかった」とか「生みたくない」という社会現象が表れているという話ですが深刻な問題だと考えます。私も弊社の社長の顔と家庭の主(あるじ)として日々を送っていますが、この「反出生主義」というネガティブな思想を個人的にも否定したい気持ちが大いにあります。生きる価値があるからです。

最近の若い人はテレビを見ないと聞きます。おそらくスマホを見ている時間が一日のウェイトを占めているために、世間のネガティブ情報ばかり目にするからではないでしょうか。テレビもネガティブな話題をどこの局も視聴率優先で何度も報道しますので、テレビを見たくない人が多いのだと思います。私自身はテレビ番組も興味のある番組(NHKが殆どですが)を選んで見ているので、バラエティ番組には全く興味がないし見る時間が勿体ないのです。

私自身「生まれてよかった」と思えるのは知らないことをテレビやラジオで習得できるからです。若い頃は毎日のように多くの人と出会っていました。人と親しくなりますが、教養や知識を習得するには若い頃から書籍をはじめテレビなどのメディアなどを活用することを勧めます。「反出生主義」はコロナの後遺症とも言われていますが、周囲の話を聴く機会を職場や家庭で増やすことが重要です。悩みの相談に乗れる人は身近に必ずいるはずです。