気分転換

このところ連日のように国会議員の政治資金問題のテレビ報道ばかり目にしながら不快な気分が続いていましたが、昨夜は普段滅多に見ない民放番組を見たところ、最後までとても爽やかな気分になって床に就くことができました。見られた方も多いと思いますが、テレビ東京で放送された「ナゼそこ?」という番組です。1例は岡山県の山中で電気・ガス・水道なしで仙人のような生活をしている男性で東京から移住してきた50歳の訳ある方の取材番組でした。

幼い頃に両親が離婚し、タクシーの運転手の父親が引き取って育て上げてくれたのちに、独力で新聞配達をしながら奨学金早稲田大学へ進学されたようです。若い頃はプロのタップダンサーとして活躍された方です。番組はその後も、63歳の男性で山中で椎茸づくりをしながら自給自足の生活を送っている方や、82歳の女性が過疎化した山中で生活しているところを取材したものでした。

私も初めて見る番組でしたが、取材内容の新鮮さと自然豊かな日本の僻地で自給自足に近い生活をしている人たちの存在がとても印象的でした。不自由な生活の中でも懸命に生きている人たちを取材した番組全体にとても爽やかさを感じました。人の生き方はそれぞれですが、都会で窮屈な生活をするより、人里離れた地方の山中で生活を送るのも精神的に健康な生き方なのかもしれませんね。気分転換になった昨夜でした。