シリアのアサド政権が遂に崩壊しました。米国のオバマ大統領時代からシリアは長引く独裁政権で多くの反政府勢力が殺害されました。多くの一般人も難民として国外へ脱出を余儀なくされました。独裁政権による弾圧で自国難民がこの頃から世界中で問題視されることが増えたように感じます。10年前には現在の状況は想像できませんでしたが、反政府勢力がアサド独裁政権に対して長年かけて漸く勝利をしたようです。
まだ世界には北朝鮮などのように独裁政権を維持している国やミャンマーなど民主主義勢力を打倒して独裁政権が支配している国々やがありますが、秩序ある民主主義国家が形成されることを祈るばかりです。日本は2世や3世議員が増えてきましたが、議会制民主主義政治なので世襲で政権を担うことはなく、国民にとって独裁政権よりまだ恵まれているのかもしれません。韓国もフィリピンもかつては独裁政権が支配していましたが、民主主義国家となりました。
大統領制の国民は政治に対して議会制民主主義の日本国民より必死に向き合っているようにも見えます。つまり、日本は国の代表者を直接選挙で選べないから、ある意味で選挙によって国民の分断が激しくならない点はあるのではないでしょうか。日本人の気質は熱し易くて冷めやすい面がありますので、旧憲法下で先の戦争にも国粋主義に邁進したのではないかと考えます。憲法に平和主義を明記したことは大正解でした。