アンコンシャス・バイアス

 昨日、ある夜の食事会がありました。メンバー5人のうち3人が女性の経営者や元経営者、2人が私を含め男性の経営者でしたが、女性の一人が「アンコンシャス・バイアス」に対する日本社会の変わらない現状に疑問を呈していました。確かに40年も前から男女雇用均等法が提唱されてきているにも関わらず、現状は未だに性差別の意識は変わらず続き、古いままの体質が根強く残っているのが我が国の姿です。

しかし昨今、早朝にSNSを聴くようになって徐々に日本の社会も変わりつつあることが分かってきました。私の世代は考えも古く、明治・大正・昭和と続いてきた日本社会の習慣を意識的に引きずっていますが、海外に足を延ばしてみますと日本社会のアンコンシャス・バイアスを実感します。しかし時代に遅れている国は男尊女卑の実態が未だに残っています。

ドイツのメルケル元首相の話も出ましたが、先ずは女性の起業家を育て、女性が自立できるように雇用の場を増やすことで国も発展するし、国民も幸せになるという事です。家事や育児は日本社会を支える為に男女双方で担うものです。これからの日本人は無意識の偏見や思い込みを無くさなければ理想の社会を実現することは不可能です。