株主総会

例年、6月は上場企業の株主総会が集中する月です。弊社も小さい会社ながらも30年近く株主総会を続けています。別に自慢することではありませんが、零細企業の時から開催するしきたりは変わりません。世の中の中小零細企業株主総会を厳正に行っている企業は少ないと思います。つまりオーナー会社だと株主総会を開催したように形だけ議事録を作って整えるのです。

株主総会も取締役会も法的に開催が義務付けられて議事録も残すようになっていますが、オーナー企業では年に1回の株主総会も、月に1度の取締役会も開催を省略する企業が実際は多いのではないでしょうか。弊社は私が社長に就任して以来37年間、月に1度の取締役会は一度も欠かしたことがありません。株主総会はまだ零細企業であった96年から毎年開催を続けております。

私自身、株主総会で1年が無事に終了したように感じていますので、毎年の株主総会はオーナー企業といえどもとても緊張して臨んでいます。短時間の開催ですが、無事に議案が承認されて可決するとホッとします。形式的には違いはありませんが、株主総会を開催することに大きな学びと意義があります。もし上場企業であればトップは相当なプレッシャーであることが認識できます。