国のリーダー

民主主義国家では国のリーダーは任期を終えると代わるのが普通ですが、大国の中国やロシアのような権威主義国家ではなかなかリーダーが代わるのは難しいようです。つまり強権的なリーダーが内政的に不安定にならないように国家レベルで政治的にコントロールされているのです。経済は資本主義が当たり前の時代ですが、政治が民主主義になるには程遠く、専制的な古き時代を残しているのが現状のようです。しかし政治と経済は繋がっていますので、政治的な対立によって経済が混乱することはあり得ます。

日本の石破新政権がスタートしましたが、石破首相も長らく内閣から距離を置いていたためこれまでの個人的な発言が波紋を呼んでいるようです。理想と現実にはギャップがありますので、首相としての発言には持論を控えられた方が良いと考えます。マーケットが敏感に反応するのも石破首相の持論が政権の行方に不安感を抱いているからでしょう。総裁選挙で「日本を守る」と何度も主張されていましたが、国民的な視点で潔さを感じたのは私も同じです。しかし日本は議院内閣制なので勝手な言動はできないので安心とも言えます。

国と国が対立すれば軍事的に脅威となります。日本が目指すべきは周辺国と仲良くしてお互いに首脳同士が意見を交換する機会を常に増やすことだと考えます。国民レベルでは親交があっても政治の一方的な指令で閉ざすこともあるわけです。他国の政治体制を変えることはできないので、政治レベルで信頼関係を構築するしかありません。今世界を眺めると、極勢力が各国で台頭しているような気がします。周辺国との一触即発を避けるためにも外交に力を注いでほしいと考えます。軍事力を強化することに限度は無いので軍縮を考えるべきです。